偽物の『ブラックマジシャンガール』(G3-11)の見分け方【遊戯王カード】

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大会限定の『ブラック・マジシャン・ガール』はシークレットレアとレアが存在し、どちらも高額カードとしておなじみです。

しかし、ヤフオクやメルカリなどの個人取引では偽物が本物として出品されている場合があります。実店舗やネットショップ以外で個人から購入する場合は注意が必要です。

今回は、「購入して届いてみたら偽物だった」という状況を防ぐために、本物と偽物の見分け方をご紹介します。購入前に確認してみて下さい。

偽物の種類と見分け方

シークレットレア

偽物のシークレットレアの出品は過去に2種類ほど確認されています。

こちらは本当によく作られていますが、偽物(オリカ)です

本物との見分け方は文字のフォントの違いやイラストカラーの鮮明さです。

よく見ると分かりますが、文字のフォントが若干異なっています。
また、印刷が濃いので本物よりもカラーが鮮やかです。

こちらは絶対とは言えませんが、この種類の偽物は状態が良すぎるという点もあります。
2000年に配布されたカードにしてはあまりにも状態が良すぎます(当時のカードでも大切に保管されていれば美品のモノはあるので、絶対ではありませんが参考程度に)。

 

こちらもエラーカードなどとして出品されることがありますが偽物(オリカ)です

型番が大会プロモの「G3-11」ではなく『PREMIUM PACK 4』の「P4-01」になっています。

光っている遊戯王カードはある特殊な液体を付けると表面だけ剥がすことができるので、ブラックマジシャンガールの表面を他のシークレットレアのカードに張り付ければ、この手のエラーカードはでき上がります。

大会プロモと『PREMIUM PACK 4』は時期が異なるので、製造過程でエラーカードができ上がることはありません。

レア

偽物のレアの出品は過去に1種類確認されています。

こちらはMagic & Wizards版テストカードや流出品などとして出品されることがありますが偽物(オリカ)です

こちらは見分け方等はなく、そもそもこのようなテストカードは存在しないため、全て偽物です。

こちらのカードは中国の通販サイトなどで販売されているようです。

偽物である証拠

2番目に紹介した以外の残り2つには偽物である証拠があります。

こちらは最初に紹介した偽物ですが、中国の通販サイトなどでオリカと明記されて販売されています。

ヤフオクなどでもオリカと明記されて出品されている場合もありますが、オリカという記載なく本物として出品されている場合もあります。

通販サイトやオークションの出品ページに載っている画像を見ると分かり易いのですが、右下のホログラムをきちんと写している画像がほとんどありません。その点も怪しいです。

こちらは2018年8月12日の時点でヤフーオークションに出品されていた商品です。

過去にこの出品者とは別の出品者も出品していましたが、それぞれの商品説明を見ると

  • 昔知人からもらった品で、エラーカードとして保管していたが正確にはわからない
  • 通常のカードと紙質が異なる
  • 流出品と聞いていて、なかなか出回らないものと思われる
  • 自身で判断し購入してください

などと書かれています。

どの出品を見ても入手経路やカードに関する情報が曖昧なのが特徴的です。
テストカードや流出品とされるオリカを出品する際にこのように書く出品者が多く、「あくまでも購入者の判断で購入したのだから偽物でも責任は負いません」と遠まわしに記載しています。

こちらは右下のホログラムがないため、上述したシークレットレアのモノよりも見分けが難しいですが、ヤフオクで購入された方の評価にこのようなモノがありました。

これは実際に手に取った人にしか分からないと思いますが、紙質の違いなどが顕著なようです。

また、こちらは2016年6月頃ヤフオクで出品されたり一部のカードショップが取り扱っていた初期のカードの試作品やテストカードと呼ばれるモノです。

このカードショップのツイートとほぼ同時期にヤフオクでも数十枚出品されていました。

2020年4月にも同じショップに入荷が見られました。

old imageこちらは遊戯王の『Vol.1』が発売される前に公開されていた商品イメージですが、上述したツイートのカードと同じロゴが入っており、本当に試作品として流失したモノなのかは分かりません。

しかし、これらの試作品と上記のブラックマジシャンガールを比べると確実に違う点があります。

それは当時試作品として出回ったカードが全て初期のカードなのに対して、ブラックマジシャンガールのカードのみ2期のカードであるという点です。

カードの裏面に印刷されている『Magic & Wizards』のロゴは初期の試作品には本当にあった可能性はありますが、商品が普及している2期の段階においてテストカードに『Magic & Wizards』のロゴが印刷されることはないと考えてよいでしょう。


本物か偽物か分からない場合

実店舗や国内のカード通販サイトで販売されているカードは基本的に本物だと思います(仮に偽物の場合でも返品が利く場合があると思います)が、ヤフオクやメルカリ・SNSを使った個人取引などの場合は、場合によっては偽物を掴まされて泣き寝入りするしかないこともありますので、取引前に出品者に確認することをオススメします。

その際は、

  • すぐに購入せず商品説明をよく確認する
  • 詳しい入手方法を聞く
  • 繊細な画像をアップしてもらう(特に右下のホログラムや文字など)
  • 値段(即決価格)が異様に安くないか相場をチェックする(状態が良いのにあまりにも安い場合は偽物の可能性があります)

特にオークションの場合、低い価格(1円や100円など)からスタートすることもあるので、本物か偽物か判断しづらいです。そういう時はすぐに入札するのではなく出品者に質問などをしてみましょう。他の入札者を当てにするのはあまりオススメしません。

さいごに

多くの偽物は、出品者がオリカと知っていながら本物として出品している場合がほとんどです。

そのため、出品者ではなく購入者が本物か偽物かを判断する必要があります。偽物を買ってしまわないよう、個人取引で購入する際はよく確認して下さい。