遊戯王カードにはアジア圏向けに発売されている通称「アジア版」と呼ばれるカードが存在します。
2014年から現在まで製造の続いている「アジア版」は日本語表記ということもあり、ぱっと見は日本版と同じに見えますが、カードの質や光り方などが若干異なっています。
同じカード・同じレアリティでも日本版とアジア版で相場が異なることもあるので、違いを知っておきたいという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、日本語版とアジア版の違いの見分け方を紹介しています。
日本語版とアジア版の違いの見分け方
ボックスの違い
日本語版とアジア版のボックスの違いについて紹介します。
まずはボックスの表面を見ていきましょう。
左が日本語版、右がアジア版です。
イラストの位置が若干違うなどの相違点もありますが、違いが分かりやすい部分として、右上部分の対象年齢の表記があります。
日本語版は「対象年齢9才以上」となっていますが、アジア版は「适用年龄9岁以上」と記載されています。
次にボックスの側面です。
3か所とも上が日本語版、下がアジア版です。
記載されている文字が日本語か中国語かの違いが見られます。
また、3枚目については一目瞭然となっており、原産地(製造国)が日本語版は日本であるのに対してアジア版は韓国であることなどが記載されています。(近年のアジア版には原産地が日本の商品もありますが、中国語で書かれているため違いは分かりやすいと思います。)
ボックスを購入する際に日本語版かアジア版か分からないという場合は、特に箱の側面に目を向けてみると、すぐに分かるのではないでしょうか。
パックの違い
パックの違いも見ていきましょう。
パックもボックスと同じように、日本語版は「対象年齢9才以上・1パック5枚入り」となっている部分が、アジア版では「适用年龄9岁以上・1包:内含5张」と記載されています。
また、パック裏面はボックスの側面と同じように一目見て違いが分かるようになっているので、日本語版かアジア版か分からないという場合は、パックの裏面に目を向けてみると良さそうです。
カードの違い
収録されているカードの違いも見ていきましょう。
左が日本語版、右がアジア版です。
ぱっと見では分かりづらいですが、
- カードの色
- カード名以外の文字の大きさ(太さ)
が異なっています。
カード画像を重ねて比較してみました。
カードの色に関しては効果欄の背景色が分かりやすいと思いますが、日本語版の方が色が濃く、アジア版は日本語版と比べて若干色が薄いのが特徴的です。
また、文字の太さは日本語版の方が太く、アジア版は日本語版に比べて若干細くなっています。(文字の太さは正直分かりづらいですが、実物のカードを手に取ってみると違いは明らかです。)
これらはすべてのレアリティに見られる違いとなっているので、アジア版のカードをシングルで購入する場合は、カードの色合いや文字の太さに注目してみると良さそうですね。
日本語版とアジア版による価値の違い
日本国内では、同じカード・同じレアリティでも日本語版よりアジア版の方が高額になりやすいです(シークレットレア以上の高レアリティでは特にそのような傾向が見られます)。
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— Bee本舗@秋葉原店 (@honpo_bee002) October 29, 2021
こちらのカードショップのように、同じレアリティでも日本語版とアジア版で買取価格を分けて取り扱っているショップも多く見られます。
そのため、特に20thシークレットレアやプリズマティックシークレットレアのような高額なカードの場合、日本語版かアジア版かによって買取相場が大きく異なるカードもあるため、気になる場合は上述した点を見て確認してみてください。
まとめ
上述したように、日本国内では日本語版よりアジア版の方が高額になりやすくなっています。
アジア版は日本国内への正規の卸しが行われていないため、日本のカードショップがアジア圏のカードショップや問屋などから発注することもあり、送料や手数料がかかることも原因の1つとしてあげられます。
現在の日本語表記アジア版は2014年から製造・発売されていますが、今後もアジア版の製造は続いていくと思われるので、少しでも興味を持った時は上記の見分け方を参考にしてみてください。