海外の遊戯王カード(日本版・アジア版・中国版以外)には
- 1st Edition
- Unlimited Edition
- Limited Edition
の3種類が存在します。
デュエルに何らかの影響を与えるわけではありませんが、なぜ3種類あるのか気になる方も多いと思います。
今回は3種類のカードがどのようなモノなのか、それぞれの特徴や違い、希少価値などを紹介します。
目次
1st editionとアンリミ(Unlimited Edition)の違い
左が1st Edition・右がアンリミ(Unlimited Edition)
1stとは
1stとは、全てのブースターパック(通常パック)やデッキに封入されている初回製造分のカードのことです。
- カードに「1st Edition」と記載されている
- カード右下のホログラムが金色
- Unlimited Editionと比べて印刷の濃い場合がある
といった特徴があります。
アンリミとは
アンリミテッドエディションとは、1stの製造終了後に製造(印刷)されたカードのことです。つまり初回以降の製造分は全てアンリミテッドエディションとなります。
カードに「Unlimited Edition」とは記載されておらず
- 「1st Edition」の部分に何も記載されていない
- カード右下のホログラムが銀色
といった特徴があります。
リミテッドエディションとは
1stとアンリミの他にもリミテッドエディションがあります。
リミテッドエディションとは、プロモーションカードなどの限定カードや再録パック(新規カードの収録されていないパック)などに収録されているカードのことです。
また、一部のゴールドシリーズやデュエルターミナルのカードを収録している「Hidden Arsenal」などの通常パック以外のパックでは、新規カードが収録されていても初回製造分が1st EditionではなくLIMITED EDITIONになることもあります。
- カードに「LIMITED EDITION」と記載されている
- カード右下のホログラムが金色
といった特徴があります。
以前と現在の違い
ペンデュラムカードの登場以降、カードイラストと効果欄の間に「1st Edition」や「LIMITED EDITION」と記載するスペースがなくなったため、カードの左下に記載されるようになりました。
ペンデュラム以外のカードも全て左下に統一されています。
また、「千年竜」などのようなパスワードの記載されていないカードでも、ペンデュラムカード登場以降に再録された場合はパスコード分の余白を残して「1st Edition」や「LIMITED EDITION」と記載されています。
パックの見分け方
封入されているカードが1stなのかアンリミなのかはパックやボックスを見れば分かります。
パック右上の黄色で囲った部分に「1st Edition」と記載されていれば1stです。なにも記載されていない場合はアンリミになります。
価値に違いはあるの?
基本的に同じ型番のカードに「1st Edition」と「LIMITED EDITION」が存在することはなく、海外のカードは主に下の4種類に分類できます。
- 「1st Edition」しか存在しないカード
- 「LIMITED EDITION」しか存在しないカード
- 同じ型番で「1st Edition」と「Unlimited Edition」が存在するカード
- 同じ型番で「LIMITED EDITION」と「Unlimited Edition」が存在するカード
よく価値を比較されるのが3番目の「同じ型番で「1st Edition」と「Unlimited Edition」が存在するカード」です。
一般的に「1st Edition」は初回製造分のみなので、「Unlimited Edition」と比べると価値が高いと言われています。
4番目の「同じ型番で「LIMITED EDITION」と「Unlimited Edition」が存在するカード」は前述した、一部のゴールドシリーズや「Hidden Arsenal」などに見られますが、こちらはあまり価値に違いはないようです。
そのため、同じ型番・同じレアリティでカードの価値に違いがある場合は「1st Edition」か「Unlimited Edition」といった違いが主な理由となっています。
まとめ
今回は1stとアンリミ、加えてリミテッドエディションの違いを紹介しました。
日本版やアジア版、中国版のカードにはこれらの区別が存在しませんが、カードのテキストやイラストにミスがあった場合、後期製造分では変更されることなどがあります。
こちらで紹介している「カード・フリッパー」などは、同じパックに収録されているモノでも追加製造分はカードのイラストが異なります。
基本的にデュエルで使用する際にはどれを使っても問題ないので、コレクター向けの情報かもしれませんね。
海外版のカードでデッキを組んだりコレクションをする際は、1stかアンリミのどちらかに統一すると綺麗に見えるのではないでしょうか。