2011年の登場以降、多くのデッキに採用されている「増殖するG」
2024年現在の環境では特殊召喚をしないデッキの方が少ないため、大会上位のデッキに限らず大会参加者のほぼ全てのデッキに採用されています。
このページではそんな「増殖するG」の使い方や対策方法の他、レアリティごとの値段や相場を比較し、オススメの「増殖するG」を紹介しています。
目次
「増殖するG」が強い理由と主な使い方
こちらは2017年3月と少し前の動画ですが、「増殖するG」の使い方や、細かいルールなどをとても分かりやすく解説されています。
「増殖するG」の活用方法は主に以下の2点です。
- 相手の特殊召喚を抑制する
- 自分の手札を増やす
「増殖するG」の効果を発動することで、相手の特殊召喚を抑制することができます。
相手が気にせず特殊召喚を行う場合には自分の手札が増えるため、次の自分のターンの選択肢が増えることになり、無駄打ちになることが少なく非常に優秀なカードです。
また、このカードによってさらなる手札誘発モンスターをドローすることができれば、デュエルを有利に進めることができます。
そのため、このカードの使い方次第でデュエルの結果が大きく左右すると言っても過言ではないでしょう。
レアリティ別の値段・相場
2024年現在「増殖するG」は6種類のレアリティが存在します。
- ここでは美品の相場を紹介しているので、状態によっては記載額より安く購入することも可能です。
- カードの値段はショップや時期によって変わります。あくまで目安として参考にして下さい。
20th シークレット
2019年2月9日発売『20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION』収録 大会上位の方でも20thシークレットを使用している人は少ないのですが、デュエル中で使用する頻度の高いカードなので20thシークレットで揃えるととても目立ちます。 しかし、そのレアリティから相場も相場なので、はっきり言うとコレクター向けアイテムと言えるでしょう。 |
シークレット
型番は上から「TRC1-JP026」・「20TH-JPC82」・「RC03-JP010」 同じシークレットレアですが、型番によって相場が異なります。 特にこだわりのない限りは、相場の安い「RC03-JP010」が揃えやすいです。(多くのショップが「20TH-JPC82」や「TRC1-JP026」の値段を下げ忘れているだけかもしれませんが・・・) 上述した価格は「RC03-JP010」のモノですが、「20TH-JPC82」は現在でも1枚4,000円ほど、「TRC1-JP026」は現在でも1枚10,000円を超えているショップを見かけます。 シークレットレアの買い取り価格は「TRC1-JP026」と「20TH-JPC82」で同じところも多いようなので、特に「TRC1-JP026」を買取に出す場合はよくチェックした方が良さそうです。 |
コレクターズレア
型番は上から「TRC1-JP026」・「RC03-JP010」 こちらも同じコレクターズレアですが、型番によって相場が異なります。 上述した価格は「RC03-JP010」のモノですが、「TRC1-JP026」は現在でも1枚4,000円ほどのショップを見かけます。 コレクターズレアのカードは種類が少なく、使用している人の少ないレアリティです。 高レアリティでデッキを組む人の多くがシークレットを採用するため、コレクターズレアをデッキに入れるだけで回りの人と差が付きます。 |
スーパーレア
型番はそれぞれ「20TH-JPC82」・「DBSW-JP042」・「RC03-JP010」 『RARITY COLLECTION -PREMIUM GOLD EDITION-』に収録されたため、以前と比べると相場がだいぶ下がっています。 「ノーマルだと物足りないけど、シークレットはちょっと高いな・・・」という方にオススメです。 |
ノーマルパラレル
2019年9月28日発売『ストラクチャーデッキR-ウォリアーズ・ストライク-』収録 型番は上から「SR09-JP018」 このカードを収録しているストラクチャーデッキの価格とほぼ同価格でしたが、最近はこちらの方が少し安くなってきています。 |
ノーマル
型番は上から「EXP4-JP037」・「SD25-JP018」・「SR03-JP020」 「レアリティにはこだわらないから、とにかくデッキを安く組みたい」という方はノーマルでそろえるのがオススメです。 |
「増殖するG」の対策方法
2011年と登場からだいぶ経っていることもあり、「増殖するG」の対策カードは多く存在します。
ここでは、現在「増殖するG」の対策になるカードとしてよく採用されているカードや過去によく採用されていたカード、今後採用されるであろうカードを紹介します。
灰流うらら | |||||
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このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。●デッキからカードを手札に加える効果●デッキからモンスターを特殊召喚する効果●デッキからカードを墓地へ送る効果 | |||||
今やどのデッキでも必須カードとなっている「灰流うらら」ですが、「増殖するG」も止めることのできる非常に優秀なカードです。 「増殖するG」に限らず多くのカードを止めることができるので、対策カードとして強くオススメできるカードとなっています。 |
墓穴の指名者 | |||||
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①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及びそのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。 | |||||
このカードも「灰流うらら」同様、多くのデッキで採用されているカードです。 手札誘発モンスターに対するメタカードとして使いやすく、デュエル終盤でも腐ることの少ない点も見逃せないメリットとなっています。 |
抹殺の指名者 | |||||
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このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:カード名を1つ宣言して発動できる。宣言したカード1枚をデッキから除外する。ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。 | |||||
自分も「増殖するG」をデッキに採用している場合に有効なカードです。 「増殖するG」の他、自分が同名カードをデッキに入れていれば魔法・罠カードも無効にできるため、現在注目されている速攻魔法カードです。 |
マクロコスモス | |||||
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①:このカードの発動時の効果処理として、手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。 | |||||
「増殖するG」は墓地に送って効果を発動するため、「マクロコスモス」が発動されている場合は効果を発動することができませんが、自分も「増殖するG」を発動できなくなってしまう点だけが少しデメリットとして目立ちます。 最近は「灰流うらら」などの「手札から捨てて発動」できる手札誘発モンスターを止めることができないため、以前と比べると採用率の低くなっているカードです。 しかし、現在の環境では墓地のカードを多用するデッキが多く、「増殖するG」にとどまらず相手のデッキの動きを止めるカードとしてサイドデッキに採用されることの多いカードとなっています。 |
M・HERO ダーク・ロウ | |||||
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このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。 ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。②:1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動できる。相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。 | |||||
登場当時は環境デッキとして多くの人に使われていたカードです。 「マスクチェンジ・セカンド」を使うことで簡単に特殊召喚できるので、闇属性主体のデッキでは非常に使いやすいカードとなっています。 ①・②それぞれの効果が「増殖するG」に対するメタ効果となっており、すでに「増殖するG」の効果が発動されている状態での後出しでも、②の効果で相手の手札を除外することができます。 |
まとめ
今回は多くの人がデッキに採用している「増殖するG」について紹介しました。
今後も必須カードになること間違いなしです。
まだデッキに入れていない場合は、採用を検討してみてはいかがでしょうか。
今後の再録も考えられますが、今までの再録でも値段が下がっていないため、値下げを待つよりスグに購入してしまった方が良いでしょう。