【手札誘発】手札から発動できる罠カード一覧まとめ【汎用カード】

※当記事はPRを含む場合があります

遊戯王カードに存在する罠(トラップ)カードは、一度フィールドにセットし、セットした次のターン以降でないと発動できないというルールがあります。

しかし一部には、セットしたターンに発動できるカードや手札から発動することのできる罠カードが存在します。

罠カードは相手ターンに発動することができる性質上、手札からの奇襲は強力であり、大会の上位入賞者のデッキに採用されているカードも多くみられます。

ここでは、そんな手札から発動できる罠カードを全種類紹介しています。

強力な汎用カードも多いため、デッキ構築の参考にしてみてください。

手札から発動できる罠カード一覧

2024年現在、手札から発動できる罠カードは全部で22種類存在します。

汎用罠カード

手札から発動できる汎用罠カードは6種類存在します。

通常罠カード

タイフーン

タイフーン

相手フィールドに魔法・罠カードが2枚以上存在し、自分フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
初出:2015年9月19日「EXTRA PACK 2015」収録

自分・相手フィールドの魔法・罠カードの数に応じて手札から発動できる罠カード。

ペンデュラム召喚やフィールド・永続魔法を使用する相手に有効なカードとして、環境によってはサイドデッキへの採用が見られるカードです。

拮抗勝負

拮抗勝負

自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
初出:2017年7月8日「CIRCUIT BREAK」収録

自分フィールドにカードが存在しない場合に手札から発動できる罠カード。

相手のカードを裏側表示で除外することのできる珍しいカードでもあり、サイドデッキへの採用が多く見られます。

無限泡影

無限泡影

自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
初出:2018年1月13日「FLAMES OF DESTRUCTION」収録

2024年現在、大会などでもっとも採用率の高い罠カードです。

発動条件が緩く、後攻でも相手の先攻1ターン目の展開を妨害することができるため、多くのデュエリストがデッキに採用しています。

聖王の粉砕

聖王の粉砕

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:デッキからカードを手札に加える効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果を無効にする。自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。このカードを手札から発動した場合、発動後、このデュエル中に自分は闇・水・炎属性モンスターの効果を発動できない。
初出:2024年7月27日「RAGE OF THE ABYSS」収録

手札からの発動条件が比較的緩く、使いやすい罠カードです。

デッキからのサーチを含む効果を無効にできる代わりに、闇・水・炎属性テーマでは使用しづらいカードとなっています。

霊王の波動

霊王の波動

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:モンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その効果を無効にする。自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。このカードを手札から発動した場合、発動後、このデュエル中に自分は光・地・風属性モンスターの効果を発動できない。
初出:2024年7月27日「RAGE OF THE ABYSS」収録

前述の「聖王の粉砕」と同じ手札からの発動条件を持った罠カードです。

こちらはモンスターの特殊召喚を含む効果を無効にできる代わりに、光・地・風属性テーマでは使用しづらいカードとなっています。

カウンター罠カード

レッド・リブート

レッド・リブート

このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。①:相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。
初出:2018年1月13日「FLAMES OF DESTRUCTION」収録

ライフを半分払う必要があるものの、手札から発動することのできる唯一の汎用カウンター罠カード。

ワンターンキルを狙う際などに重宝するカードです。

ここで紹介したカードはこちらの記事でも紹介しています。

>>必須・汎用性の高いカード一覧まとめはこちら

テーマ専用罠カード

テーマ専用の手札から発動することのできる罠カードは16種類存在しますが、テーマは

  • 「BF(ブラック・フェザー)」
  • 「ハーピィ」
  • 「幻煌龍」
  • 「セフィラ」
  • 「N(ネオスペーシアン)」
  • 「海晶乙女(マリンセス)」
  • 「タキオン」

の8種類のみです。

一応「幻煌龍」関連のカードに関しては、「幻煌龍」以外でも使用することができます。

通常罠カード

デルタ・クロウ-アンチ・リバース

デルタ・クロウ-アンチ・リバース

自分フィールドの「BF」モンスターが3体のみの場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドに「BF」モンスターが存在する場合に発動できる。相手フィールドにセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
初出:2009年2月14日「RAGING BATTLE」収録

「BF」モンスターが3体のみの場合に手札から発動できる罠カード。

このカードが手札から発動できる罠カードの元祖であり、アニメの初登場時には視聴者に強烈なインパクトを与えました。

ブラック・ソニック

ブラック・ソニック

自分フィールドのモンスターが「BF」モンスター3体のみの場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手モンスターが自分フィールドの「BF」モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て除外する。
初出:2014年5月17日「コレクターズパック-伝説の決闘者編-」収録

こちらも「BF」モンスターが3体のみの場合に手札から発動できる罠カード。

奇襲性が高いものの、手札から発動するための条件が狭いため、確実に発動したい場合はセットしたほうが良さそうです。

BF-ツインシャドウ

BF-ツインシャドウ

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分フィールドに「BF」モンスターが2体以上存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「BF」チューナー1体とチューナー以外の「BF」モンスター1体をデッキ・EXデッキに戻して発動できる。その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ、「BF」Sモンスターまたは「ブラックフェザー・ドラゴン」1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
初出:2022年7月16日「DARKWING BLAST」収録

こちらは「BF」モンスターが2体以上の場合に手札から発動できる罠カード。

上記2枚と比べて手札から発動できる条件が緩く、このカードを引いたターンでも手札から発動し展開を広げられるのは優秀です。

ハーピィの羽根吹雪

ハーピィの羽根吹雪

自分フィールドに「ハーピィ」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。ターン終了時まで、相手が発動したモンスターの効果は無効化される。②:魔法&罠ゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「ハーピィの羽根帚」1枚を選んで手札に加える。
初出:2016年12月17日「20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVE」収録

自分フィールドに「ハーピィ」モンスターが存在する場合に手札から発動できる罠カード。

相手の全体除去カードにチェーンして手札から発動することで、②の効果の発動も狙うことができます。

幻煌龍の浸渦

幻煌龍の浸渦

フィールドに「海」が存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドのモンスターが通常モンスターのみの場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力・守備力が1000ダウンし、効果が無効化される。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの通常モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・墓地から「幻煌龍」装備魔法カード1枚を選んでその通常モンスターに装備する。
初出:2017年1月14日「マキシマム・クライシス」収録

フィールドに「海」が存在する場合に手札から発動できる罠カード。

ダメージステップにも発動することができるため、戦闘における奇襲性の高さが特徴的です。

幻煌龍の戦渦

幻煌龍の戦渦

フィールドに「海」が存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドのモンスターが通常モンスターのみの場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターが装備可能な自分フィールドの全ての「幻煌龍」装備魔法カードをその通常モンスターに装備する。
初出:2017年1月14日「マキシマム・クライシス」収録

こちらもフィールドに「海」が存在する場合に手札から発動できる罠カード。

相手の展開を妨害することができるため、できるだけ手札から発動を狙いたいカードでもあります。

幻煌龍の天渦

幻煌龍の天渦

フィールドに「海」が存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドの「幻煌龍 スパイラル」1体を対象として発動できる。そのモンスターが「幻煌龍」装備魔法カード3種類以上を装備した状態で、戦闘で相手の効果モンスター3体を破壊した時、自分はデュエルに勝利する。②:自分フィールドの通常モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
初出:2017年1月14日「マキシマム・クライシス」収録

こちらもフィールドに「海」が存在する場合に手札から発動できる罠カード。

①の特殊勝利効果はターンをまたいでもよいため特に奇襲性は必要とされず、②の効果のために手札から発動し素早く墓地に送ることができれば良さそうです。

セフィラの星戦

セフィラの星戦

「セフィラの星戦」は1ターンに1枚しか発動できない。自分のPゾーンに「セフィラ」カードが2枚存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドの「セフィラ」カード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
初出:2017年1月14日「マキシマム・クライシス」収録

自分のPゾーンに「セフィラ」カードが2枚存在する場合に手札から発動できる罠カード。

このカードも相手の展開を妨害することができるため、できるだけ手札から発動を狙いたいカードです。

NEXT

NEXT

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分の手札・墓地から「N(ネオスペーシアン)」モンスター及び「E・HERO ネオス」を任意の数だけ選んで守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果で特殊召喚したモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
初出:2018年10月13日「SAVAGE STRIKE」収録

自分フィールドにカードがない場合に手札から発動できる罠カード。

このカード1枚から最大5体のモンスターを特殊召喚することができます。

海晶乙女波動

海晶乙女波動

自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドに「マリンセス」リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。自分フィールドにリンク2以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、さらに自分フィールドの全ての表側表示モンスターはターン終了時まで、相手の効果を受けない。
初出:2019年4月13日「RISING RAMPAGE」収録

特定の「マリンセス」モンスターが存在する場合に手札から発動できる罠カード。

相手の展開妨害以外にも自分のモンスターへの耐性付与ができるため、自分の展開をサポートするために自分のターンにも手札から発動できるのが強力です。

海晶乙女瀑布

海晶乙女瀑布

自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドの「マリンセス」リンクモンスターを任意の数だけ次の自分スタンバイフェイズまで除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、このカードを発動するために除外したリンクモンスターのリンクマーカーの合計×300アップする。
初出:2019年7月13日「CHAOS IMPACT」収録

こちらも特定の「マリンセス」モンスターが存在する場合に手札から発動できる罠カード。

このカードも前述の「幻煌龍の浸渦」と同様にダメージステップに発動できるため、奇襲性の高いカードとなっています。

海晶乙女潮流

海晶乙女潮流

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分の「マリンセス」リンクモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。その自分のモンスターのリンクマーカーの数×400ダメージを相手に与える。自分フィールドにリンク2以上の「マリンセス」モンスターが存在し、相手リンクモンスターを破壊した場合には、破壊されたモンスターのリンクマーカーの数×500ダメージをさらに相手に与える。
初出:2019年4月13日「RISING RAMPAGE」収録

こちらも特定の「マリンセス」モンスターが存在する場合に手札から発動できる罠カード。

相手からの攻撃を返り討ちにした際などに手札から発動したいカードです。

タキオン・ギャラクシースパイラル

タキオン・ギャラクシースパイラル

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分フィールドに「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドのドラゴン族の「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで、戦闘では破壊されず、自身以外のカードの効果を受けない。
初出:2019年7月13日「CHAOS IMPACT」収録

「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」が存在する場合に手札から発動できる罠カード。

耐性を付与できるモンスターは「ギャラクシー」モンスターであれば「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」以外でもよいため、このカードで下級モンスターなどを守ることも可能です。

ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー

ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。自分フィールドに「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:自分・相手のバトルフェイズに、自分フィールドの「ギャラクシーアイズ」XモンスターのX素材を1つ取り除いて発動できる(自分フィールドに「CNo.」モンスターが存在する場合、このカードの発動と効果は無効化されない)。このターンに召喚・特殊召喚された相手フィールドのモンスターを全てデッキに戻す。
初出:2024年5月25日「デュエリストパック-輝光のデュエリスト編-」収録

こちらも「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」が存在する場合に手札から発動できる罠カード。

バトルフェイズ限定ではありますが、このターンに召喚・特殊召喚された相手のモンスターを全てデッキに戻せる非常に強力なカードです。

カウンター罠カード

タキオン・トランスミグレイション

タキオン・トランスミグレイション

自分フィールドに「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」モンスターが存在する場合、
このカードの発動は手札からもできる。①:自分フィールドに「ギャラクシーアイズ」モンスターが存在する場合、チェーン2以降に発動できる。このカードの発動時に積まれていたチェーン上の全ての、相手のモンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、この効果で発動を無効にしたフィールドのモンスター及び魔法・罠カードを全て持ち主のデッキに戻す。
初出:2014年2月15日「PRIMAL ORIGIN」収録

「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」モンスターが存在する場合に手札から発動できる罠カード。

チェーン上の全ての相手効果を無効にしてデッキに戻すため、カードの再利用も防ぐことができる強力なカードゆえに、手札から発動できる奇襲性とマッチしています。

ブラック・バード・クローズ

ブラック・バード・クローズ

自分フィールドに「BF」Sモンスターまたは「ブラックフェザー・ドラゴン」が存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドのモンスターが効果を発動した時、自分フィールドの表側表示の「BF」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、EXデッキから「ブラックフェザー・ドラゴン」1体を特殊召喚できる。
初出:2018年6月9日「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編3-」収録

「BF」Sモンスターまたは「ブラックフェザー・ドラゴン」が存在する場合に手札から発動できる罠カード。

相手フィールドのモンスター効果と範囲は限られていますが、無効にした後に「ブラックフェザー・ドラゴン」を特殊召喚できる効果も付いています。

まとめ

今回は手札から発動できる罠カードを全種類紹介しました。

今回紹介したカードにはそれぞれ発動条件があるものの、それに見合った強力な効果を持っているカードも多いため、デッキへの採用を検討されている方はぜひ一度使ってみてください。