遊戯王には『エラーカード』と呼ばれるカードが存在します。
製造過程でのミスが原因で通常のカードとは異なってしまっているカードです。
基本的には廃棄されてしまうので製品として出回ることはないのですが、稀に廃棄されず正規品に混ざって世に出てくることがあります。
日本版はあまり出回りませんが、海外版は日本版と比べると圧倒的に多く出回っています。
エラーカードには様々な種類があり、公式がエラーと発表しているモノやしていないモノなどもあります。
今回はそんなエラーカードの種類や価値を紹介します。
エラーカードの種類
裁断ミス
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↑これで1枚のカードです。
カードが本来裁断される部分で裁断されていないエラーカードです。
カードの枠がズレている(左右上下の枠の幅が違う)モノなどもあります。
枠ズレのカードは日本版初期のカードに多く見られますが、上の画像のようなエラーカードは日本版はほとんど見かけません。
裁断ミスと枠ズレは分けて考えた方が良いかもしれません。
光っているカードの裁断ミスは、ノーマルカードのと比べると価値がありそうです。
圧着ミス
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製造過程でパックを閉じる際に巻き込まれてしまったカードです。
パックの上部や下部の跡がついています。
画像のカードはパック上部に巻き込まれて跡がついてしまったモノです。
日本版も他のエラーカードに比べると比較的出回っています。
ネームずれ
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名前が本来の場所からズレて印刷されてしまったモノです。
海外版はそれなりにありますが日本版はめったになく、オークションなどで高額になることがあります(ズレ具合にもよります)。
本来の位置より遠くにズレているほど価値があるようです。
そもそも名前が印刷されていないカードもあったりします。
ネームエラー
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↑本来ならば『ブラック・デーモンズ・ドラゴン』と印刷されるはずが『万力魔神バイサー・デス』と印刷されてしまったカード。
本来のカード名とは別のカード名が印刷されてしまっているカード。
海外版は色々な種類が存在しますが、日本版で出回っているのは4,5種類ほどです。
他のエラーカードと比べると高額なので、結構価値があると思われます。
ホログラム加工ミス
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↑☆や顔の部分が分かりやすいです。分かりづらいので少し大きく載せました。
レリーフなどの加工がズレているカードです。
大きくズレていればいるほど価値があるみたいです。
その他
エラーカードには上述したモノが多いですが、その他にも沢山あります。
最近ではテストカードやデモカードもエラーカードとして扱われることがあったりもします。
エラーカードに価値はあるの?
エラーカードの価値については様々な意見があるみたいです。
「一点ものなので希少価値がある」という意見の人もいれば「単なる不良品だから特に価値はない」という意見の人もいるみたいです。
遊戯王カード全般に言えることですが、カードに対する価値観というものは人それぞれです。
例えば、
どれだけ安くても折れや剥がれのあるカードは買わないという人もいれば、状態よりも持っていることを重視して、状態の悪いカードを買う人もいます。
エラーカードにも同じことが言えます。
所持している当人や、購入する本人が価値があると思えばそれは価値のあるモノだと思います。「そこまでの価値はないかな?」と思った時は無理に買ったりする必要はありません。
コレクションやエラーカードの価値については様々な意見があると思いますが、別の機会にまた話せればと思います。
まとめ
今回は簡単なエラーカードの種類の紹介と、エラーカードの価値についてでした。
管理人(炎)はエラーカードはそれなりに価値があると思っています(エラー具合によります)が、最近はエラーカードの相場が上がり気味で、ほんの少しのホログラムズレのモノが高額で出品されている事例をよく見かけます。
購入する際は本当にそれほどの価値があるのか、自分に問う必要があるかもしれませんね。
今後も珍しいエラーカードなどがあれば紹介したいと思います。