遊戯王カードには「G」シリーズと呼ばれるカードが存在します。
カード名が「○○するG」となっている手札誘発効果を持っているモンスター類(例外あり)であり、該当する全てのモンスターが地属性・昆虫族に統一されています。
有名なモンスターとして「増殖するG」が存在しており、カード名は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、「G」シリーズのモンスターカード全7種類を紹介しています。
「○○するG」シリーズ一覧
現在、「G」シリーズのカードは全7種類存在します。
黒光りするG | |
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相手フィールド上にシンクロモンスター1体のみが特殊召喚された時、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。そのシンクロモンスターを選択して破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。 | |
初出:2009年4月18日「ANCIENT PROPHECY」収録 記念すべき初のGシリーズモンスター。 シンクロモンスターの特殊召喚に対するメタ効果をもっており、このカードのみ墓地から発動する効果となっています。 |
増殖するG | |
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このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。 ①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、以下の効果を適用する。●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。 | |
初出:2011年9月17日「EXTRA PACK Volume 4」収録 Gシリーズの中で最も有名なモンスター。 相手の特殊召喚を抑制する効果をもっており、環境デッキでの採用率も高い非常に優秀なカードです。 |
飛翔するG | |
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相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、このカードを手札から相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードのコントローラーはエクシーズ召喚できない。 | |
初出:2013年4月20日「JUDGMENT OF THE LIGHT」収録 相手の召喚・特殊召喚をトリガーに相手フィールドに特殊召喚できる、相手のエクシーズ召喚を阻害する効果をもったGモンスター。 エクシーズ召喚は阻害できるものの、シンクロ召喚やリンク召喚はできてしまうため、現在のルールでは使用する機会の少ないカードです。 2023年2月21日から開催されたマスターデュエルのイベント『エクシーズフェスティバル』では、「デュエルの面白さを阻害する」という理由でイベント開催中に無制限から禁止カードに変更されるという前代未聞のレギュレーション変更が行われました。 |
対峙するG | |
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①:相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、このカードを対象とするモンスターの効果を受けない。 | |
初出:2014年1月11日「GOLD SERIES 2014」収録 Gシリーズの中で最も高い2500というステータスをもっているモンスター。 EXデッキを使用するデッキは多いため、自身の効果で特殊召喚できる機会は多いです。 また、対象をとるモンスター効果への耐性も備えているので、Gシリーズの中でも使いやすいカードとなっています。 |
応戦するG | |
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①:相手がモンスターを特殊召喚する効果を含む魔法カードを発動した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードの①の効果で特殊召喚されたこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「応戦するG」以外の攻撃力1500以下の昆虫族・地属性モンスター1体を手札に加える。 | |
初出:2015年4月25日「クラッシュ・オブ・リベリオン」収録 「モンスターゲート」や「名推理」といった強力な特殊召喚カードや、墓地肥やしを兼ねた「融合」などに対して特に有効なカード。 自身の効果で特殊召喚できる機会はあまり多くないものの奇襲性が強いため、相手のデッキによっては大ダメージを与えることができます。 ③の効果では他のGシリーズもサーチすることができるので、後の展開につなげることができます。 |
接触するG | |
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①:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。このカードを手札から相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのコントローラーは融合・S・X・リンク召喚を行う場合、このカードを素材とした融合・S・X・リンク召喚しか行えない。 | |
初出:2017年10月14日「EXTREME FORCE」収録 前述した「飛翔するG」と同じように、相手の召喚・特殊召喚をトリガーに相手のフィールドに特殊召喚できる効果をもったモンスター。 EXデッキからの主な特殊召喚に対してこのカード自身を素材に強要させる効果を備えているものの、アドバンス召喚などのリリースには使えてしまうため、他のカードの方が役に立つ場面も多く見られます。 決して弱いカードではありませんが、少し使いづらいカードでもあります。 |
潜伏するG | |
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このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手がモンスターの特殊召喚に成功した時に発動できる。このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、このターンのエンドフェイズに表側守備表示になる。②:このカードがエンドフェイズにリバースした場合に発動する。フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。 | |
初出:2022年10月15日「PHOTON HYPERNOVA」収録 5年ぶりに登場した「G」シリーズの新規モンスターです。 レベルが高いため自身の誘発効果で特殊召喚するのが主になりそうですが、相手の先攻1ターン目に特殊召喚できれば、戦闘破壊される心配がなく②の効果に繋がりやすくなります。 ②の効果はリバースした自身も巻き込んでしまうのが若干ネックですね。 |
まとめ
既にお気づきの方も多いと思いますが、「G」はゴキブリの略称となっています。
また、登場順に少しずつ増えたり人間に近づいてきており、接触もしてしまっています(笑)
Gシリーズのカードの初出は全てノーマルレアとなっており、かつレベルが1~7と揃っているので、今後新規のGモンスターが登場する場合はノーマルレア・レベル8~12になる可能性が高そうです。
今後も新規が登場した際には随時追加していきます。