遊戯王で1番最初に禁止になったカードは何?

遊戯王に限った話ではないですが、カードゲームのパワーバランスを調整するためにデッキへの投入枚数を規制されるカードが存在します。

遊戯王では同名カードを3枚までデッキに入れることが出来ますが、

  • 禁止カード→デッキに入れることのできないカード
  • 制限カード→デッキに1枚までいれることのできるカード
  • 準制限カード→デッキに2枚まで入れることのできるカード

があります。

1番初めに禁止・制限リストが発表されたのは1999年8月26日に行われた
『第1回全国大会 「決闘者伝説 in TOKYO DOME」』での大会当日限定リストです。
この時は制限カードのみで禁止カードはありませんでした。

それ以降はしばらく不定期に発表されていましたが、初めて禁止カードが指定された2004年3月1日以降は主に半年に1回(3月と9月)行われていました。最近は3ヵ月に1回(1月4月7月10月)行われています。

そんな禁止・制限リストですが、あなたは1回目に禁止カードに指定されたカードを知っていますか?

今回は2004年3月1日に1番最初に禁止カードになったカード紹介します。

モンスターカード

お注射天使リリー

(1):このカードが戦闘を行うそのダメージ計算時に1度、 2000LPを払って発動できる。 このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ3000アップする。
初出:2001年11月29日発売『Mythological Age -蘇りし魂-』収録

2002年5月1日からすでに制限カードに指定されていましたが、最初の禁止カードに。

一言でいうと『青眼の白龍』や『カオス・ソルジャー -開闢の使者-』を1枚で戦闘破壊できる下級アタッカー。最近遊戯王カードを始めた人には強さが分からないかもしれませんが、当時は超強力モンスターの1枚でした。

2007年3月1日より無制限になっています。

サイバーポッド

リバース フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。 その後、お互いにデッキの上からカードを5枚めくり、 その中のレベル4以下のモンスターを全て 表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。 それ以外のカードは全て手札に加える。
初出:2000年7月13日発売『Pharaoh’s Servant -ファラオのしもべ-』収録

こちらも2000年11月1日からすでに制限カードに指定されていました。全体除去は現在でも強力ですが、当時ももちろん強力でした。

禁止カードに指定されてから半年で制限カードに復帰しましたが、2006年3月1日から13年間現在進行形で禁止カードになっています。

アニメでは海馬がらみのデュエルで使われることが多く、海馬のデッキを引き継いだ遊戯もこのカードをセットしてリバース効果を発動していました。

ファイバーポッド

リバース お互いの手札・フィールド上・墓地のカードを 全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。 その後、お互いにデッキからカードを5枚ドローする。
初出:2001年11月29日発売『Mythological Age -蘇りし魂-』収録

このカードも2002年1月1日からすでに制限カードに指定されていました。

『サイバーポッド』と同時期に制限復帰をはたしますが、2005年3月1日に『サイバーポッド』より1年も早く禁止カードに逆戻りとなりました。

フィールド上もリセットしてしまう効果がなければここまでにはならなかったのではないかと思います。このカードも14年間禁止カードのままです。

八汰烏

八汰烏

このカードは特殊召喚できない。 召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、 次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
初出:2001年11月29日発売『Mythological Age -蘇りし魂-』収録

遊戯王史上最凶の極悪モンスター。レベル2だからと侮ることなかれ。2001年11月29日に登場してから『ファイバーポッド』と同じ2002年1月1日に制限カードに。2004年3月1日から現在まで15年間という禁止カード期間が最も長いカードです

混沌帝龍 -終焉の使者-』とのコンボは有名で、このコンボを決められたら即サレンダーという方も多かったのではないでしょうか…

魔法カード

いたずら好きな双子悪魔

1000ライフポイントを払って発動する。 相手は手札をランダムに1枚捨て、さらにもう1枚選択して捨てる。
初出:2000年4月20日発売『Magic Ruler -魔法の支配者-』収録

ハンデス三種の神器の1枚。遊戯王では「1000ライフポイント=カード1枚」という概念があります。

成金ゴブリン』や『チキンレース』が良い例でしょう。その概念を吹き飛ばす「1000ライフポイント=カード2枚」というのがこのカードです。

一言でいうと「デッキに入れない理由がない」というカードです(笑)それほど強力でした。1度制限復帰をはたすも2005年9月1日から現在に至るまで禁止カードです。

苦渋の選択

自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。 相手はその中から1枚を選択する。 相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、 残りのカードを墓地へ捨てる。
初出:2000年4月20日発売『Magic Ruler -魔法の支配者-』収録

遊戯王に詳しくない人からすると何故強いのか分かりずらいカードです。

遊戯王カードは「墓地は第二のデッキ」と言われるので、デッキからほぼ任意にカードを4枚も墓地に送れるのは言うまでもなく強力です。

元々はデメリットカードとして制作されたモノだと思いますが、墓地で発動するカードや墓地を対象とするカードが増えてしまったために、メリットだらけのカードとなってしまいました。

心変わり

相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。 このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターのコントロールを得る。
初出:1999年9月23日発売『Vol.5』収録

効果を見ても分かる通りずるいカードです(笑)

後に登場した下位互換である『洗脳-ブレインコントロール』ですら禁止カードになるほどであり、エラッタ(テキスト変更)なしでは復帰できないカードとなっています。

サンダー・ボルト

(1):相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
初出:1999年3月18日発売『STARTER BOX』収録

遊戯王史上最強の魔法カード。デメリットなしで相手のモンスターだけを破壊します。登場当時は『青眼の白龍』とこのカードを持っている人(つまり「STARTER BOX」を買った人)が強いという時代でした。

1999年に制限カードに指定されたカードの中で現在も禁止・制限リストに名を残している唯一のカードです。

海外では2014年10月1日から制限に復帰しており、日本でも2019年4月から制限に復帰しています。禁止カードから制限復帰を果たすまでの期間が15年1ヵ月と最長のカードです。

ハーピィの羽根帚

(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する
初出:1999年7月8日発売『遊戯王デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記』特典カード

サンダー・ボルト』の魔法・罠破壊バージョン。

2015年1月1日に制限復帰をはたしましたが、引退したプレイヤーに話をすると高確率で「ハーピィの羽根帚?禁止カードでしょ?」と返ってくると思います(笑)

罠カード

王宮の勅命

このカードがフィールド上に存在する限り、 フィールド上の魔法カードの効果を無効にする。 このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に700ライフポイントを払う。 または、700ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。
初出:2000年9月28日発売『Curse of Anubis -アヌビスの呪い-』収録

現在はエラッタ(テキスト変更)によって下記の効果になって制限復帰をはたしましたが、登場当時・禁止カードに指定された際は下記のような効果でした。

このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。 700LP払えない場合このカードを破壊する。 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。

禁止カードから制限復帰をはたすまでの期間が12年10ヵ月と最長でしたが、2019年4月1日の「サンダー・ボルト」制限化に伴い2番目の長さとなりました。

豆知識

10枚の禁止カードがありましたが、アニメに登場していないのは『いたずら好きの双子悪魔』のみで、残りの9枚は全てアニメに登場しました。

中でも上記10枚の禁止カードの内、1回のデュエルで1番多く使用したのがGIB5の大門小五郎

↑この人

VS海馬にて『お注射天使リリー』・『サイバーポッド』・『王宮の勅命』の3枚を使用しました。アニメ放送当時はまだ禁止カードになっていませんでしたが、上記の強力なカードを含むデッキで海馬を良いところまで追い詰めました。

まとめ

1番最初の禁止カードは10枚でしたが、2020年4月現在の禁止カードは

  • モンスター:47枚
  • 魔法:22枚
  • 罠:9枚
  • 合計:78枚

となっています。

禁止カードは時代のデッキ環境とともに移り変わりますが、最近は長い間禁止になっているカードがエラッタされて制限復帰することが多くなりました。

エラッタには賛否両論あるみたいです。
やはり当時の遊戯王を知っている人からすると「違うカード」になってしまいますからね。

同族感染ウイルス』や『サンダー・ボルト』のように最近でもエラッタなしで制限復帰しているカードもあるので、今後も同じカードとして復帰するカードが増えればいいなと思います。