闇遊戯の絶対的エースモンスターであるブラック・マジシャン。
最近ではサポート・関連カードのほか、ブラック・マジシャンを融合素材とする融合モンスターも増えてきました。
2024年現在、ブラック・マジシャンを融合素材とする融合モンスターは全8種類となっています。
ここではブラック・マジシャンを融合素材としている融合モンスターを全て紹介しているので、ブラック・マジシャンデッキを作ろうと考えている方は、エクストラデッキ構築の参考にしてみてください。
ブラック・マジシャン関連の融合モンスター一覧
モンスターの登場時期順に紹介しています。
超魔導剣士-ブラック・パラディン | |||||
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「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。①:このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップする。②:魔法カードが発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する。 | |||||
手札を1枚捨てることで魔法カードの発動を無効にできる効果が優秀です。 攻撃力も元から2900ありドラゴン族の数によってもアップするので、戦闘にも強いモンスターといえるでしょう。 しかし、破壊などの耐性がまったくないためその点だけがネックとなってます。 |
黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト- | |||||
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「ブラック・マジシャン」+「炎の剣士」 戦闘によって発生したこのカードのコントローラーへのダメージは0になる。このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキまたは手札から「幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-」を1体特殊召喚する。 | |||||
ブラック・マジシャン関連の融合モンスターの中では採用率の低いモンスターです。 融合素材である「炎の剣士」自身も融合モンスターであるため、正規の融合素材で召喚しづらいのが難点。 攻撃力も2200と「ブラック・マジシャン」より低いため、このモンスターを採用する場合はデッキ構築・戦略ともに工夫が必要となりそうです。 |
呪符竜(アミュレット・ドラゴン) | |||||
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「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚または「ティマイオスの眼」の効果でのみ特殊召喚できる。①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分・相手の墓地の魔法カードを任意の数だけ対象として発動する。そのカードを除外し、このカードの攻撃力はその除外したカードの数×100アップする。②:このカードが破壊された場合、自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。その魔法使い族モンスターを特殊召喚する。 | |||||
相手の魔法カードの再利用を防ぎつつ自身の攻撃力を上げることができるので、融合先の候補としては優先度は高そうです。 ②の蘇生効果もあって損のない効果であり、融合素材にした「ブラック・マジシャン」を蘇生させることで、次の展開へつなげることもできます。 |
竜騎士ブラック・マジシャン | |||||
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「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター ①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ブラック・マジシャン」として扱う。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの魔法・罠カードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。 | |||||
前述した「呪符竜」と同じ融合素材で召喚できるため、状況に応じて使い分けることができるモンスターです。 フィールド・墓地にいる場合は「ブラック・マジシャン」として扱われるため、「ブラック・マジシャン」のサポートカードである「永遠の魂」などと相性が良く、「永遠の魂」を採用する場合はこのカードも採用してみると良いかもしれません。 |
超魔導騎士-ブラック・キャバルリー | |||||
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「ブラック・マジシャン」+戦士族モンスター ①:このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地の魔法・罠カードの数×100アップする。②:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。③:フィールドのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。 | |||||
前述した「超魔導剣士-ブラック・パラディン」・「黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-」と同じ融合素材で召喚できます。 「ブラック・マジシャン」を融合素材とするモンスターの中では唯一貫通効果を持っています。 攻撃力UP効果やカードの効果を無効にできる効果もあり、場持ちが良く実用性は高いでしょう。 |
超魔導師-ブラック・マジシャンズ | |||||
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「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」+魔法使い族モンスター ①:1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。そのドローしたカードが魔法・罠カードだった場合、自分フィールドにセットできる。速攻魔法・罠カードをセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。②:このカードが破壊された場合に発動できる。「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」を1体ずつ自分の手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する。 | |||||
「ブラック・マジシャン」のサポートモンスターはほとんどが魔法使い族であるため、融合召喚しやすいです。 魔法・罠が発動するだけでデッキから1枚ドローできるので、フィールドに維持できれば強力なドロー加速となります。 破壊耐性などはありませんが、前述した「呪符竜」と同じく蘇生効果を持っているため、破壊されても次の展開に繋げやすい点は優秀です。 総じて融合召喚の優先度は高いでしょう。 |
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ【禁止カード】 | |||||
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「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター ①:このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。②:自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。③:1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。 | |||||
前述した「呪符竜」・「竜騎士ブラック・マジシャン」とほぼ同じ融合素材で召喚できます。 破壊耐性・効果無効・モンスター破壊などの強力な効果を複数持っており、こちらも融合召喚の優先度は高くなりそうです(大会などのガチ環境では実際に高い採用率でした)。 その強力さゆえに2020年10月より禁止カードに指定されています。 |
超魔導戦士-マスター・オブ・カオス | |||||
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「ブラック・マジシャン」+「カオス」儀式モンスター このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが融合召喚に成功した場合、自分の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:自分フィールドの光・闇属性モンスターを1体ずつリリースして発動できる。相手フィールドのモンスターを全て除外する。③:融合召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。 | |||||
融合素材に儀式モンスターが必要となる融合モンスターです。 ①②③の効果は全て強力ですが、特に②の効果は破壊や対象を取るカードに耐性のあるモンスターでも除去できるため、状況によっては非常に使い勝手の良いカードとなりそうです。 破壊耐性や無効効果を持っていないため、紹介しているカードの中でもオフェンシブな印象を受けます。 |
関連カード
ブラック・マジシャンデッキに融合召喚を組み込む場合にオススメな関連カードを紹介します。
ティマイオスの眼 | |||||
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このカード名はルール上「伝説の竜 ティマイオス」としても扱う。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドの「ブラック・マジシャン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを融合素材として墓地へ送り、そのカード名が融合素材として記されている融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 | |||||
「ブラック・マジシャン」関連の融合モンスターを召喚する際のサポートカードとして、非常に優秀なカードです。 「ブラック・マジシャン」とこのカードの2枚のみで融合召喚を行えるため、通常の「融合」を使用する場合と比べ、必要なカード枚数を少なくすることができます。 また、「黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-」や「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」のように融合素材に癖のあるモンスターでも簡単に出すことができるのでオススメです。 |
黒魔術の秘儀 | |||||
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①:以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●融合モンスターカードによって決められた、「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」を含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 ●レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」を含む自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。 | |||||
融合召喚の他に儀式召喚も組み込みたい場合は、こちらのカードもオススメです。 「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」は儀式モンスターを融合素材とする関係上、特に相性の良いカードとなっています。 状況に応じて融合・儀式のどちらかに使用できるので、手札で腐ることが少ないのが特徴的。 |
E・HERO プリズマー | |||||
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①:1ターンに1度、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送って発動できる。エンドフェイズまで、このカードはこの効果を発動するために墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。 | |||||
デッキから「ブラック・マジシャン」を墓地に送り、自身を「ブラック・マジシャン」として扱うことができます。 また、戦士族なので「超魔導騎士-ブラック・キャバルリー」の融合素材としても使え、「ブラック・マジシャン」デッキとの相性は抜群と言えます。 レベル4ということもあり、前述した「ティマイオスの眼」と相性が良く、このカード自身もデッキからのサーチが容易なため、「ブラック・マジシャン」デッキに「E・HERO」を入れることに抵抗のない方は採用してみてはいかがでしょうか。 |
円融魔術 | |||||
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このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分のフィールド・墓地から、魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 | |||||
「ブラック・マジシャン」デッキでは墓地の「ブラック・マジシャン」を蘇生する手段が豊富にあるため、このカードとの相性はイマイチですが、デュエル終盤では役に立つカードです。 「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ【禁止カード】」を優先的に出すデッキの場合は、複数枚の検討もありだと思います。 |
まとめ
今回はブラック・マジシャン関連の融合モンスターや、融合サポートカードを紹介しました。
ブラック・マジシャンはサポートカードの種類が豊富であり、デッキを組む際にどのカードを採用するか悩むこともあると思いますが、今回の記事が参考になりましたら幸いです。
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